こんな夢を見た

 経緯は覚えていないが、博物館に行った。

 いつもは家族三人で来るが、今日は一人だ。

 着いた時、既に閉館前のギリギリ時間で、受付の人にまだ入れるか確認してから受付を済ませて入場。ひとつめの部屋に入った。

 たくさんの薄い本が並んでいる。見覚えがあるような、ないような絵柄が並んでいる。

 気になった本を一冊、手に取る。少し悩んで、同じ作者の別の本をもう一冊。

 見回せば、教室くらいの広さの空間に六人くらいいて、それぞれ本を手に何やら論議している。彼彼女らがこの本たちの作者なのだろう。

 ふと一冊の本に目が止まる。繊細な線で描かれた表紙。これは、あの、Twitterでフォローしている方の作品!! そうだ! これが欲しかったんだ!! 一期一会、出逢えた今こそ好機! 買わないと!!!

 左腕に抱える本の冊数がどんどん増えていく。

 そんな楽しい夢を見た。

 しかし、中身を見るどころか、会計を済ませる前に目が覚めてしまった。無念…。