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20160112夢

身寄りのない子どもを引き取る施設に連れてこられた姉弟。戒律の酷しい暮らしの中、友人もできた。

突然バスタオルを投げつけられ、ペアの子と手を対面で繋ぐ。状況が読めずにいると、周囲の子どもたちは手を繋いだ同士じゃんけんを始めた。ただの遊びにしては怯えの色が濃く、空気がはりつめている。

「じゃんけんぽん」

負けた子が青ざめる。手を繋いだペアの子も身構える。

優しいと思っていた修道女が煮えたぎった湯を負けた子にかけた。

隣もその隣も、部屋中に悲鳴が溢れる。

負けたくない。けど、自分が勝ってしまったら手を繋いでいる彼女が──葛藤と恐怖。

修道女は熱湯と共に彼女の後ろに佇んでいる。

「じゃんけん…ぽん」

お互いがハッとして身構える。彼女の頭上でヤカンが傾けられた。

手を繋いでなんていられなかった。跳ね返った湯があたった左腕の皮膚はぼこぼこに膨れ上がった。

ペアの子に視線を向けることができなかった。

こんなの、どうかしてる!

幼い弟を連れて逃げ出そうかとも考えた。

子どもが二人、冷たい世界で生きていけるとは思えない。

どこか冷めた考えの自分が、行動への一歩を押し留めた。

結局弟を連れ出すことも逃げ出すこともできず、毒針を打ち込まれて動けなくなった。

施設に子どもを預けにくる親は冷たく言い放つ。「親に」愛されたかった子どもは後ろを振り向き振り向き、手を引かれて奥の部屋へ連れられていく。

ああ、こんな世界──。

…………

:久しぶりに「寝直したくない」と思うほど嫌な夢を見た。